“対話と学びあいの実践を交流しよう”レバカレNews②

レバカレの興奮を次につなげたい

 10月11~13日東京で行われた全労連「労働運動交流集会 レイバー・ユニオン・カレッジ(通称レバカレ)」での感動を伝えたいと報告ニュース②を作成しました。

「労働組合って魔法」

 2日目の全体会では、愛知から参加した、大府市の会計年度任用職員さんがパネリストとして登壇。

 「パート保育士4人で組合を立ち上げた。

 これまで組合が全くない自治体。当事者は諦めたり、我慢してしまう。

 組合がないと訴える場がない。誰も私たちの困りごとを解決してくれない。

 自分たちで組合作るしかないと決意した。

労働組合があるってすごいこと

 組合できたら、私たちには魔法だった。今まで会えなかった人事の人が目の前で話を聞いてくれる。

 これまでいくら言っても無視されていたのが、要望書を出したらちゃんと読んでくれるようになった。魔法のツールだと思った。

 組合員も増えた。休憩室で、おかしいと思うでしょ?と話した人が入ってくれた。どんな人がどんなことやってるかを知ってもらうことが大事。

 変えたいエネルギーは強い。エネルギーが人を動かして行く。

 昔から組合があるところの人はそんなの普通と思うかもしれないが、それは普通じゃない。

 これまで長い間積み重ねてきた成果。 みなさん初心にかえって、労働組合を使って変えていきましょう。活動を楽しみましょう」

参加者からの感想

(全医労豊橋・Kさん)

 パネリストのお話で「問題があることを労働者として申し立てても何も動いてくれなかった会社側が労働組合を作り、要求書をだすと動いてくれる。労働組合は魔法だった」と話をされ、労働組合の大切さを再実感しました。

 自分たちが頑張っている労働組合の活動があるからこそ、勝ち取れてきた労働者の権利が守られ、要求もしてより良い職場環境になるように努めて良いのだと自信になりました。

 分科会では参加して、組合の種類やユニオンの違いはあれど、行き詰まっている内容は組合員数の減少、若手組合員への世代交代、組合活動のあり方など同じものを抱えているのだと、体感しました。

 その中でも組合事務所が組合員さんたちのほっとできる場所になるように食事、学習、交流を1セットとして取り組まれているところの話を聞きました。

 「お腹が空いていたらネガティブ発言しかでない。ご飯を食べたら眠たくなることもあるけど、お腹を満たしてからでないと勉強会をしても何も入ってこない」確かに、と納得しました。

 環境がないからできないのではなく、今の環境でもやり方を変えれば色々な方法が見つかると助言も頂き、困った時に相談してもよいかと繋がることもできました。

「子どものための学校」を掲げストライキ

元ロサンゼルス教員組合交渉チーム責任者:アーリーン・イノウエさん

「ロサンゼルス教員組合は3万5千人ほどの組合員。 2014年、もっとこういう組合がいいのではと、新しい執行部を作った。

私は元々STだったが組合の役員になった。前は定年まで働けることを求めていたが、アメリカ社会ではみんな労働条件が悪すぎるため、それが不評だった。

それを今回、子どもたちや保護者とたたかうという方針に変えた。

『子どもたちのための学校』『社会正義』をかかげて地域の皆さん、子どもたちや保護者と一緒に運動を進めた。職場に足を運び、組合員と対話し、信頼を勝ち取る。保護者の要求や問題意識を聞き取り、交渉にも参加してもらった。

大規模なストライキで、少人数学級、賃上げ、統一テストの50%削減などを勝ち取った。」と話がありました。

当日の様子はレバカレInstagramにて↓

https://www.instagram.com/luc.zenroren

公開:2025年10月27日   カテゴリー: