“対話と学びあいの実践を交流しよう” レバカレNEWS

労働運動の未来をつくるのは?

 全労連「労働運動交流集会 レイバー・ユニオン・カレッジ(通称レバカレ)」が、10月11~13日東京で初開催され、全体で700人、愛知県医労連から5人が参加しました。

 同時並行的に行われた70の分科会は、どれも「参加型」「当事者のパワーを引き出す」ことを意識して参加者自らが運営し、新たな形のワクワクする企画となりました。

参加者からの感想

「SNS分科会は、ストーリー性が大事と言っていた。支部LINEで組合活動を発信しているので、情報が欲しかったので参加。ローアンの分科会では、発言したらお菓子もらえるのが面白かった。ここ20〜30年でハラスメントが増えたそう。労働組合が最後の砦だと話があった」
(全医労豊橋・Cさん)

「生理の分科会に出て、生理休暇というのがあると初めて知った。職場で聞いてみたい。執行委員になって不安もあったので、『要求を練り上げ勝ち取るまでのプロセスと仲間増やしの楽しさを学ぶ』分科会にも参加。学習をやらないと次につながらないという話があった」
(全医労豊橋・Kさん)

「コーチングと関係構築の分科会が面白かった。対話の中で相手の価値観がわかると、お互い大事にしたいものがわかり、関係性が深まる。普段、役員どうしでもそんな話はしないので、今後、どうしてそう思ったの?と意識的に問いかけをして、相手の思いを知れるようにしたい。質問されることで本人も意識化できるのがいい」(愛知県医労連・近藤)

「初日から刺激を受けた。模擬団交に参加して、模擬とわかっていたのに緊張した。一般論ではなく、現場の生の声や数字、エピソードを交えて訴えるのがいいと聞いた。勉強になった。10月に団交があるのでいかしたい。」(名市大みらい光生支部・Kさん)

変化を恐れないで

 2日目の全体会では、シカゴで35年ぶりの教員組合ストライキを組織し勝利したエレンさんより、「労働運動の未来は誰が作るのか?ここにいる皆さんで作るんです。」と話がありました。

 保護者や地域の人の支持を得てストライキで変化を起こした経験はとても刺激的なお話でした。「極右的な政治家が必ずやってくることは、 労働組合を攻撃する、労働者の声を潰そうとすること。私たちが望む世界を作るためには、強い意思が必要。Don’t be afraid(恐れることはない)、周りにある変化をとりこんで」と力強いメッセージがありました。

加入を呼びかけるには繰り返しの「練習」を

 愛知県医労連としても、「やってみよう!加入につながる対話トレーニング」分科会を開催。普段愛知県医労連で行っている、新人と先輩役に分かれて、新人さんを組合に誘う練習を実践的に行いました。

 名市大教職組、全医労豊橋から参加した青年もファシリテーターとして運営に協力してくれました。

 参加した教員組合の方からは、「今まで、入ってくれないと思うけど〜とかNGワードを連発していた。今日、練習したことで自信が持てた。帰ったら職場でやってみたい」と感想がありました。

 職種を越えての練習は初めてでしたが、お互い学びがありました。

当日の様子はレバカレInstagramにて↓

https://www.instagram.com/luc.zenroren

公開:2025年10月27日   カテゴリー: