介護の日 ドクター・ナース・介護ウェーブ【25秋闘速報15】

集会

介護・医療の処遇改善で人手増やして

 11月8日、介護の日を前に秋のドクター・ナース・介護ウェーブを開催しました。矢場町周辺で集会・デモ・署名行動を行いました(医労連・民医連・自治労連主催、社保協は協賛)。14団体から44名(昨年16団体37名)が参加しました。中日新聞・しんぶん赤旗が取材に訪れ、両紙に掲載されました。

主催者挨拶

浜島副委員長

医療、介護は、どこも人手不足。低賃金の改善が求められる。政府は、診療報酬上げると言っているが全員に労働に見合った賃金にしていくには、私たちの運動次第、今日は、明るく楽しく署名やアピールをしよう

連帯挨拶

社保協
小松事務局長

 私は、ナースウェーブの第1世代。脈々とこの運動が受け継がれていることに敬意を表したい。

 社保協で愛知県下の自治体と懇談している。東京では介護施設への支援を独自に行っている。愛知県でも必要な支援をして欲しい。

 11月20日に介護改善の署名を国会に提出していく。

北生協わかばの里
介護士 永井さん

 これから介護が必要な人が増えていくが介護職が20万人不足している。

 夜勤明けでも働かないといけない、希望休も取れない。人手を増やすためにも給料を上げていくことが必要。

 これからの為に声を上げよう。

自治労連本部
齋藤さん

 自治体病院でも人手が不足している。始業前残業も多い。

 公立病院は、不採算部門を担っていて病院経営は恒常的に赤字にならざるを得ない。

 命を守る医療職の命を削るようなことはあってはならない。

全医労東海北陸
書記長 勝田さん

 重症心身障害者の看護にあたって来た。患者さんが安心して療養生活をするためにはどうするといいかと考えながら看護してきた。

 今の人手では業務量の多さから体が壊れてしまうのではないかと不安がある。夜勤が続けられないと転職した仲間もいる。改善のために声を上げよう。

パレード

患者・利用者に寄り添うケアがしたい

 若宮広場から栄周辺を経由して矢場町高架下までで「忙しすぎて休憩取れない」「患者に寄り添う時間がほしい」など青年部のコールで音楽にのせて元気よくデモをしました。沿道から手を振ってくれる姿もありました。

署名行動・リレートーク

 パレード終了後に、矢場町高架下でリレートーク・署名行動を行いました。

 13人がマイクを握り現場の実態を訴えました。

 「長時間労働や夜勤の多さ、休憩が取れない時もある。患者さん一人ひとりに丁寧に関わりたいと思っていても時間に追われる毎日」「今後、介護が使いたくなってもヘルパーもケアマネもいません、役所に相談して下さいという状況が起こる可能性があります。」「医療、介護の現場では人手が足りません。この請願署名を集めて国に声を届けたい、是非ご協力を」と訴えました。

 「私も看護師」と署名に応じてくれた方は、「夜勤どころか日勤でも人が少ない」と訴えに共感されました。

 また、「両親が医療従事者なので、ちょっとでも力になれば」と署名に協力してくれた会社員の方もいました。

 1時間ほどの取り組みで、合計で47筆が集まりました。

公開:2025年11月17日   カテゴリー: