【13.06.18】5.19第31回愛知医療研究集会に102名の参加!

 
写真:講師の色平哲郎医師。
地域医療の最前線で培われた軽妙な語り口で聴衆を引き込む。

第31回愛知医療研究集会に102名の参加!

5月19日、労働会館にて『第31回愛知医療研究集会』が開催され、102名が参加しました。午前の記念講演では『TPPでどうなる?日本の医療 ~日本の宝 国民皆保険を失わないために~』と題して、医師の色平哲郎さん(JA長野厚生連佐久総合病院)が自著【風のひと 土のひと 医す(いやす)立場からの伝言】でも取りあげた、地域医療現場で日々仕事に追われるなかでのエピソードや、思いをベースに熱く語りました。
TPPとは、『T』=とんでもない 『P』=ペテンの 『P』=プログラム の略という言葉に、会場からは「なるほど!!」と声が。何も明らかにされていない内容をあれこれ論じるのではなく、内容がわからないのに白紙委任してよいのか、米国が何を狙っているのか、それを推し量れば結果はおのずと明らかになる、とその危険性を危惧。医療分野では日本の国民皆保制度をはじめとした社会保障制度を守っていくためにどうすればよいのか、わかりやすく解説されました。
参加者からは、「TPPの本質的な問題、周辺の状況やいい加減さがわかりよかった」「白紙の契約書にサインする人はいないので、その危険性を伝えていきたい」「地域医療に取り組む姿勢が素晴らしく感銘を受けた」など、色平さんのグローバルな視野、地域医療に対する姿勢からも勇気をもらった、元気が出た、などの感想が聞かれました。
午後からは、(1)看護、(2)検査、(3)院内保育、(4)精神医療、(5)介護、(6)地域医療、(7)リハビリテーション、(8)放射線、(9)給食の9つの『分科会』で職場の実践報告や、それぞれの分野における課題を議論し、おおいに盛り上がりました。院内保育分科会では、疲れをとり体のゆがみを正すストレッチ教室を行い、日頃の忙しさのなかで体のケアが十分にできない保育士さんたちから好評でした。精神分科会では、家族会からの参加も多く、様々な立場からの意見の交換、交流、さらには当事者発表もあり最後には全員で手づくりの花を持ち『花は咲く』を歌い感動のうちに閉会となりました。

参加者のみなさん、ありがとうございました

公開:2013年6月18日   カテゴリー: