【12.05.14】12春闘速報(18) 5局長通知を職場で活かそう

5局長通知を職場で活かそう

5局長通知を職場で活かそう
5局長通知愛知県の取り組み
“医療労働専門相談員”を配置

 愛知県労働時間課と企画委員会の進捗状況について3回目の懇談を行いました。企画委員会は10/26,12/14,2/8と開催し研修会も開かれ9病院のヒアリングを実施しています。以下は聞き取りの内容を紹介します。

研修会には150施設230人が参加 追加研修を6月に開催 
内容は“法令遵守”を強調

 企画委員会研修会は三河地域で3/14に開催し80人が参加、名古屋市内は3/15に開催し150人で合計230人が参加。約150施設が参加したので県内病院(333病院)約半数の参加。参加希望が多く100人は断ったため、同内容で6/7に追加開催を行い愛知県医労連の参加も呼び掛けられました。(*愛知県医労連もご招待されました)
 研修会の内容は、ワークライフバランス以上に労働基準法「法令遵守」について労働調査会出版局の「病院、医院の労務管理実務-看護師等の「雇用の質」の向上をめざして-と「労働関係法のポイント」の教材などを用いて行った。この研修会資料は愛知県に新たに予算申請を行い了承され全参加者に配布した。
 研修会のアンケートは75%~80%評価された。基本レベルから始めたため、一部すすんだ病院からは物足りなかったか。他に意見としては回数を増やして開催してほしい4月人事異動があるため、再度実施してほしいという声があった。法令を伝える目的は果たせたのではないかと思っている。

医療労働専門相談員」を全国14名に配置

 厚労省で新たに予算措置が取られ、「医療労働専門相談員」が全国14名、11の局に配置し東京、愛知は2名ずつ、大阪は1名配置された。本省で研修を行い4月から各局、愛知は時間課内に配置し、専属で重点的に取り組む。役割は医療機関から要望があれば出向いて支援を行い研修を行うことなどに対応していく。すでに1病院から企画委員会の研修会の内容について講師派遣要請があり対応をした。

 今後の企画委員会の役割 
県内9病院をヒアリングし事例集を作成予定

 9病院で実施したヒアリングについて事例集を作りたいと考えている。そのためにもさらに調査が必要。良い取り組みを9病院からつかみ全体に広げていきたい。
 今年度は事例をもとに法令をもっと深めたいと考えている。36協定を結んでいるか、36協定の主旨が理解されているか、「休日」とは0時から24時まであけなければいけ
ないのだとか、労働時間を考え機能できているのか、について深めていきたいと考えている。(取り締まる意味ではなく、勤務表、タイムカードを直接みてほしいと要望を伝える)
 他団体とよりよい関係を築きながら通知が実施される立場で愛知県としてすすめていきたい。第3、4半期にまた研修会を実施し300名の規模で実施していきたい。

愛知県医労連への要望
 
 医労連さんは最大の組織であり情報量も持ち運動もすすんでおり、よりよい関係を築いていきたい。これからも引き続き面談を開催しご指導をいただきたい。佐々木司さんの2交代ルールの書籍にも関心を持たれ4冊購入していただきました。

2011年6月17日、厚生労働省が看護職員の勤務環境改善を求め通知を出しました。日本医労連の5局長通知のパンフレットを読み合わせして職場で活かそう

12春闘速報(18)

公開:2012年5月16日   カテゴリー: