【10.02.12】愛知県医労連2010春闘速報(3)2010年2月12日

2010年春闘では・・・・・・
◆診療報酬アップを生かし
3万円の大幅賃上げを要求しよう

◆すでに介護は月/1万5000円がアップ!
介護職員処遇改善交付金は、基本給へ組み入れさせよう

チャンスを逃すな!今年は、いつもと違う!!どの組合でもベア引き出せる情勢であることをしっかりと意志統一しよう
 この間の低医療費政策で医師・看護師不足は深刻化し、地域医療の崩壊がすすみ、この2010年は、とくに、病院にとっては1.55%アップ(入院3%アップ)と、これまでと違う引き上げ幅の診療報酬の引き上げが答申されました。この数年でも人材確保のために、看護師の賃金、有休取得増、夏季休暇の連続取得、夜勤体制の充実など離職防止、確保対策がすすんできています。しかし、介護と並んで大幅な賃上げ、本格的な医療産業全体の引き上げで人材確保の流れをつくる必要があります。処遇改善なくして人員確保はできない、社会的役割にふさわしい賃金を求める3万円の賃上げが必要の総対話行動を計画しましょう。
 一足先に、介護では月1万5千円の処遇改善交付金が施行され待遇改善が進みました。春闘では介護処遇改善交付金を毎月の賃金として反映させ、恒久的かつ対象組織を広げる要求を出しましょう。そして政府の公約の介護職員4万円賃上げをめざしステップアップを図る職場での総対話と署名行動で職場内外の運動を作りましょう。これまでの情勢とは違うことを認識し、職員に運動で作ってきた前進面を伝え、行動や団交参加をダイナミックに呼び掛けることが前進のカギです!

【2010春闘の行動提起】

大幅な賃上げベースアップ回答を獲得するため
3つのゾーンで総対話行動・署名での患者・地域行動をとりくもう

 1回目のゾーンは、2月要求提出までに、署名、退勤時調査、パートアンケートの総対話行動で実態集約し、組合未加入者には加入を呼び掛け、運動する仲間をふやすことです。組合員だけの小さな範囲で運動をしていては前進回答を引き出せません。組合員ふやしで全職員の力で要求を前進させること。
 2回目のゾーンは、回答日前までの総対話行動計画をしっかり立て、ベアがとれる春闘であることを徹底宣伝すると合わせて、職員への国会請願署名、要求署名に取り組み、患者・地域へ向けた国会請願署名に取り組む。3/24回答日の団体交渉に全力をあげた運動を行います。3月24日(水)回答指定日の翌日の3月25日(木)は、ストライキを含む統一行動日です。大幅増員の政治ストを職場要求とセットで呼び掛け、地場労組だけでなく、全ての加盟組合に玄関前署名や地域行動を呼び掛けます。
 4月中旬・下旬には、団体交渉を設定し、妥結できる回答を引き出し決着を図る。決着点が判断できない組合には、県医労連として相互団交支援、や激励FAXで県医労連の力も集中し、解決を図る。夏の一時金を含め、遅くとも4/下旬までに全ての組合が解決できるように、運動・行動を計画します。

(日程)

2/上旬   役員会での意志統一
      ・総対話行動(全職員に呼び掛けるアンケートや署名 加入とセット)
      ・調査と総対話行動の実施・準備
      ・宣伝 介護 介護交付金、政府の掲げる4万円アップ
       医療 求人退職防止→社会的賃金相場、ボーナス、子育て支援等
        非正規 要求アンケートで総対話、時給200円、慶弔休暇など
2/末日   要求提出完了          
 
3/17(水)  第2次医労連全国統一行動日
      ・いっせい事前交渉→回答要請)
      ・玄関前署名行動、退勤時行動など目に見える行動に取り組む

3月24日(水)統一回答指定日 第3次統一行動

3月25日(木)ストライキを含む統一行動
      ・大幅増員の政治ストを職場要求とセットで呼び掛ける
      ・地場労組だけでなく、全ての加盟組合に行動計画を呼び掛ける
      ・内容は、行動参加者を最大限確保できる日程で組む
      ・病院玄関前や周辺への宣伝行動等の患者住民の目に見える行動

公開:2010年2月12日   カテゴリー: