【09.04.02】【春闘速報(15) 2009年3月30日】市立半田病院で看護助手を委託から直接雇用に!

◆偽装請負は、法違反と訴えてきた成果

市立半田病院ですばらしい前進・・・

「看護助手」を
「委託」から「直接雇用」に切り替えさせる!

◆偽装請負は、法違反と訴えてきた成果

 半田病院では、今年2月から病棟の看護助手次々と委託(請負契約)から、「直接雇用(臨時職員)に、切り替えてきています。
 病院管理者は、看護助手など現業職員の欠員補充は行わないとの半田市の方針のもとに、退職補充分を業者委託化してました。労働組合からは「委託契約では、法律上、病院が労働者に対して業務上の指揮命令が行えないので、それでは看護現場の業務が回らない。また、指揮命令を行えば偽装請負になり問題」と訴え続けてきました。この偽装請負が社会問題化し、国会でも取り上げられる中、管理者からは法律違反になるので「(委託契約で)決められた事以外は一切するな」と方針徹底がありましたが、病棟では「仕事が回らない!!」と不満が大きくなった経過を踏まえ、病院管理者が委託から直営へ切り替えに踏み切ったとのことです。

◆業務内容も、労働条件も改善はかる

 切り替えは、2月から毎月採用し、合計14名を超えて委託労働者であった方々も含めて確保とのことです。臨時職員ではあるものの時給850円、勤続10年まで3回昇給制、ボーナスも年間3ヶ月支給、夏休み・忌引休暇も制度化されており、委託で働いていた労働者は、格段の改善になるとのことです。
 すでにこれらの職員を組合加入でよびかけ9名加入をしてもらっており、労働組合としては、引き続き、全員の加入と臨時から正規職員化への要求運動に取り組む、との決意が語られています。

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公開:2009年4月2日   カテゴリー: