全国から5100名が東京に集合
10.18 中央大集会に5,100人が参加し大成功しました
すごかったね~!楽しかったねえ~!元気が出たね~!
主催者あいさつで日本医労連・田中委員長は『昨年10.27中央集会から、確実な変化を作った。全国署名で国会に駆け上り、(1)医師不足会場では政府予算3倍化、医学部定数386名増。看護師確保で今年7月国会で請願採択、後期高齢者医療制度では200超える地方議会で反対決議が次々と上がっており、私達自身が大きく国民に訴えれば、変化を作れる時代に。今日の集会も政党や団体に大きく賛同を広げて迎えた。確かな改善が手に入るまで頑張りましょう』と訴えました。
「伝説のカリスマ看護師」田中千恵子中央執行委員長はやっぱり看護師。白衣がお似合いです。
政府に対する3つの要求、をかかげた
(1) 医師・看護師を、増やせ!
(2) 患者負担を、減らせ!
(3) 国の予算を、増やせ!
運動の広がりを実感!
自・公を含め国会議員75名が賛同し、メッセージ寄せる
民主、共産、社会、国民新党から「激励あいさつ」
集会には、4野党の代表が参加する歴史的な集会に。
各議員らはリレーで参加者を激励、会場が歓声で沸きました。発言順で日本共産党・小池晃参議院議員、社会民主党の党首・福島みずほ参議委員議員、民主党・谷博之参議院議員、国民新党・亀井亜紀子参議院議員の4名から、医師不足・看護師不足解消、医療破壊の制度改悪の改善に対する決意が表明されました。
尚、賛同、メッセージは自民、公明議員も含め主要全政党から75名寄せられています(自民党8名、公明党1名、民主党40名、共産党16名、社民党4名、国民新党3名、無所属3)
集会への賛同、メッセージ運動の結果 日本歯科医師会・会長ら53医師会・歯科医師会が賛同
松原徹 日本プロ野球選手会 事務局長
愛知では愛知県医師会会長・妹尾淑郎 名古屋市医師会
社団法人豊橋医師会長、豊川宝飯医師会 新城医師会 北設楽郡医師会からも賛同寄せられる
『医療問題を自分のTV番組(噂の東京マガジン)で追い続けています、一緒に頑張りたい!!』
(タレント:清水国明さん)
清水さんは、自ら自然環境を守れの運動の経験を語りながら、「自然に帰ろうー」と呼び掛けているが、医者も看護師さんも居ないでは、暮らすことができません。医療は生活の基本。誰にとっても大切。応援します。と笑いも取りながら語ってくれました。
『知らされないことは、怖いこと 国民に真実を知らせ訴えよう』
(医師:済生会・栗橋病院本田さん)
医師不足問題で、様々なTV番組への出演や講演会で大活躍の本田医師からは、世界一安い日本の医療費で、世界一の長寿国を作ったが、それを支えたのは医師や、医療労働者の犠牲的な精神。それがはじけた。もう限界。
国の役人は、社会保障費が大変というが真っ赤なウソ。
国の出す予算が一番少なく、国民は世界一負担多い。国民に訴えて、この真実で制度や政治を変えよう、と熱く訴えました。
各県からリレートークが行われ、その一人に全大協の代表として、名古屋大学付属病院の看護師さんからも7対1看護基準の現状や、それでも足りない人手不足の問題などを訴えました。
会場の隣は厚生労働省の巨大なビル。これに向かって「医師と看護師をふやせー!」「国の責任を果たせー!」「医療難民、介護難民をつくるなー!」とシュプレ ヒコールが響きました。
東京を白衣で埋め尽くそう!と主要5駅で、ナースウエーブ行動 そして「銀座パレード」
東海北陸ブロック各県は、新宿駅を担当し頑張る。
今回の行動では、中央集会前に、東京の主要駅党で全国の仲間が分担して、署名・宣伝行動を300名~400名単位で展開しました。
東海北陸の各6県からの参加者は、東京医労連・東京都立病院等のなかまと一緒に新宿駅を担当し、頑張りました。
名古屋市職労病院支部・守山市民病院の看護師さんから、リレートークで名古屋の看護師不足の実情を宣伝カーから訴えました。
女性医師も宣伝行動に加わり、元気に行動。
始めて参加の看護師さんも元気よく「医師も、看護師も増やしましょう」と道行く都民に訴えていました。
集会後は、元気に銀座をパレード
愛知お手製の横断幕。看護師・医師が先頭をきりました。
華やかな街を「白衣の銀座パレード」で日比谷・野外音楽堂から銀座、東京駅へと5100人のパレードはどこまでも続く白衣の長蛇の列で圧巻でした。
高層ビル建設の高い足場から作業の方が手を振ってくれたり、がんばってと声をかける人などに励まされ、「看護師ふやしてOK!OK!医療費負担、ノーサンキュー」など皆で楽しく声をはりあげ訴えました。
とっても、楽しそうですね~!!
介護の仲間も参加しました。
元気に銀座をパレードする若手ナース達!
(集会の報道記事)ネットブレイン10/19より
「医師・看護師ふやせ」5,100人訴え
医師・看護師不足に伴い、地域で適切な医療の提供が困難となる中、全国の医師や看護師、患者らの11団体で構成する「医師・看護師ふやせ!ストップ医療崩壊!10・18中央集会」実行委員会は10月18日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂をメーン会場に中央集会を開催した。全国各地から約5,100人の参加者が集まり、国に医師・看護師の増員を要求するとともに、患者負担の軽減や医療費総枠の拡大を要求した。
「人が足りない」スタッフに危機感
医師・看護師の不足、ベッド数の削減、診療科の閉鎖、病院の倒産など、全国で地域医療の崩壊が進行し、深刻な社会・政治問題となっている。「これらの状況を放置することはできない」として、安全・安心の医療を確立するために不可欠な医療政策の見直しを国に求める中央集会が開催された。
集会には、テレビ番組で医療現場の現実を取材しているタレントの清水國明さんが「医療費を削減して患者負担を増やすと、医療は崩壊して医療難民が増える。こうしたことについて皆さんと一緒に闘いたい」と連帯のあいさつ。こうした発言を基に「おい、厚生労働省よ、(ここに集まった参加者の願いを)聞いているか」と声高に叫ぶと、会場から大きな賛同の声が挙がった。
また、全国各地で医療崩壊の危機を訴えている埼玉県済生会栗橋病院の副院長・本田宏さんも応援。「日本は先進国でGDP(国内総生産)に占める国の医療費が最も低い。その反面、個人負担は世界で最も高い」と指摘。「国民を不幸にして繁栄した国はなく、そうした国は必ず滅びている。このような国の流れを転換し、医療や福祉などを国力に合ったレベルに高めるために、皆さんと協同したい」などと励ました。自民・公明の与党を除く各党の国会議員も駆けつけ、連帯のあいさつを行った。
国は現場の声を真摯に受け止めよ
さらに、激務で疲れ果てた現場の窮状などを伝えるリレートークでは、名古屋市から参加した国立大病院の女性看護師が「国立大病院は、私立大病院と病床数はほぼ同じながら、100床当たりの看護師数は24人も少ない。7対1の看護体制であっても、有給は取れず、皆で辞めないように励ましあっているような労働実態にある。まだまだ現場は厳しく、働き続けられる職場づくりを進めるために頑張りたい」と訴えた。
続いて、奈良県から参加した女性医師は「奈良県では産科医療をめぐり、昨年と今年に続けて不幸な事故があった。この背景には、全国的に見ても少ない産科医・看護師という実態がある。こうした状況を改善し、女性医師が家庭生活と両立できるようにするには、医師・看護師を増員し、医療を充実させることが欠かせない」などと強調した。
このほか、(1)医師・看護師の増員(2)患者負担の軽減(3)医療費総枠拡大と国の医療予算増額―の3項目から成るアピール案に全員が賛同し採択。集会後、参加者たちは、「医師を増やせ」「看護師の増員を」などの訴えを記した旗などを掲げ、東京駅周辺などをパレードした。