“デイケアなくさないで”切実な声届ける 名古屋総合リハセン 第一次署名提出【署名推進ニュース⑥】

第一次署名6,708筆を名古屋市に提出

 4月11日、集まった6,708筆の署名を名古屋市に提出しました。市民の会から8名が参加し、署名を集めながら聞き取った利用者さんの声などを伝えました。

 名古屋市からは健康福祉局障害福祉部リハセンに係る企画調整担当の4名が対応し、「たくさんの方が署名したことを重く受け止める」と発言がありました。

名古屋市と懇談

 事業団労組の加藤委員長より、「ST(言語聴覚士)の訓練ができる場所は限られています。失語症の方がリハビリできる場を奪わないでください。通所リハビリの継続を絶対お願いします。」と強く訴えました。

 岩橋さんから「リハセンに代わるところがない、思うようなリハビリができない中、どうやって生活して行っていいかと声が寄せられている」。

 中山さんから「再発してもここのデイに通いたいと一生懸命リハビリ頑張っている。ここのデイに愛着を持ち、通うことが生きがい・楽しみになっている」と署名をしてくれた皆さんに悲痛な訴えを伝え、デイケアを何とか継続できないものかと訴えました。

 市の担当課長は「STがいるデイケアは市内に27か所あることは昨日情報提供した」と応じましたが、名古屋市職労の津田元委員長より「STがいても嚥下評価しているだけで失語のリハビリをしているわけではないのでは」と指摘すると、そこまではわからないとの返答でした。

利用者家族も署名奮闘

 デイケアに夫が通う浜島さんは、「こんなにしっかりリハビリしてくれるデイケアは他にない。ぜひ残してほしい」と一人で603筆もの署名を集めて届けてくれました。

行き先ない人切り捨てるな

 津田氏より「代替施設がなく、これだけ困っている人がいるのに切り捨てるのか。事業団が独自でやるとか名古屋市が補助を出すなど残す道は色々あるはず」とデイケア存続を強く要望しました。

 市大以降後のカルテ共有や職員の人事交流など、医療と福祉の連携を途切れさせないようにという点も要請しました。

 同席した岡田市議から、「名古屋市の高次脳リハビリは特殊であり、不採算部門だからと手放してはいけない。名古屋市が責任を持ってST訓練の引き継ぎを」と話がありました。

署名のご協力をお願いします!

署名は引き続き5月末頃まで集めます。

集まった署名は愛知県医労連へお届けください。

ネット署名はこちら

公開:2024年4月16日   カテゴリー: