全国の介護職場で働く仲間のために サニーライフ豊橋労働組合・委員長の裁判始まる

2022年5月17日、サニーライフ豊橋労働組合・纐纈委員長の雇用継続を求める裁判の第一回目が名古屋地裁豊橋支部にて行われました。

物言う職員の排除・組合つぶしは許さない

裁判所前で激励集会を行い、愛知県医労連・西尾副委員長より裁判に至った経緯を説明。林弁護士、田巻弁護士より裁判の争点の説明がありました。林弁護士は、「物を言う労働者を排除するやり方は、許せません。組合委員長である纐纈さんを定年再雇用しないのは、組合つぶしの意図と考えます」と話しがありました。豊橋市職労・伊藤委員長、全医労豊橋・石川さんより「地域の仲間として応援したい」「組合は絶対に必要。」 と激励あいさつがありました。

 “ハラスメントのない職場にしたい”

第一回の裁判は、被告であるサニーライフの運営元・「川島コーポレーション」側は欠席でした。口頭陳述で纐纈委員長は、支配人のパワハラにより多くの職員が退職に追い込まれていることを告発。「サニーライフ豊橋が、働きやすい当たり前に物が言える職場に変わることが、スタッフや入居者のためになると思います。私が物をいう労働組合の役員だからと、継続雇用を断ることは許されません。」とわかりやすく堂々たる陳述でした。

東三河労連や豊橋市職労、地域の皆さんが多数集まって頂きありがとうございました!「サニーライフ労働者を守る会」を立ち上げました。今後ともご支援お願いします。

働きやすい介護職場を求めて闘おう

7月5日、裁判の第2回目が名古屋地裁豊橋支部にて行われました。豊橋地域を中心に9人が傍聴にかけつけました。裁判前後に集会を行い、南部法律事務所・田巻弁護士、林弁護士より今回の裁判のポイントについて説明がありました。林弁護士は、今回の被告側の主張では「組合員だから辞めさせたのではなく、雇止めしたのは問題がある社員だからということや、有料老人ホームの配置基準を満たしているので纐纈さんを雇わなくてもいい」という書面が出されていると説明。田巻弁護士からは、「嘱託では80歳まで働けることを被告側も認めている。全国のサニーライフでどのくらい、65歳以上の職員が働いているか実態を明らかにしていく」と表明がありました。

組合役員だからと不当な扱いは許さない

裁判は、被告代理人の弁護士が東京であることもあり、電話会議という形で行われました。被告側は傍聴がいることを嫌がっている様子もあり、次回も多くの傍聴で原告を励ましていこうと確認しました。纐纈委員長からは、「初めての裁判に戸惑いもあるが、また引き続きご支援お願いします」と傍聴の皆さんにお礼の言葉がありました。

「サニーライフ労働者を守る会」を立ち上げ、争議カンパを集めるとともに、裁判支援物資として「島原手延べそうめん」を販売しています。ご協力頂ける方は愛知県医労連(052-883-6955)までご連絡ください。今後ともご支援お願いします。

次回裁判の予定🍀  

9月15日(木)11:00~名古屋地裁豊橋支部

10:30~激励集会を行います。裁判所前にお集まりください。

公開:2022年7月10日   カテゴリー: