保育園の休園続出で、「休業補償を!」保護者の悲鳴

愛労連は本日、「コロナ禍による学校休業等への対応と看護休暇に関する要請書」を愛知県・名古屋市に提出しました。

子どもの感染が増え、名古屋市内でも続々と保育園の休園や学童の休所が出ています。保護者から、「休業補償がなくて困る」との声が保育士に寄せられ、急きょ要請となりました。

要請後、名古屋市の記者クラブにて、記者会見を行いました。

保育士や学童の指導員、教員の労働組合から、現場の声を訴えました。

保育現場から「保育園が続々と休みになり、保護者から子どもが預けられないと困る、何とかならないかという声が保育士に寄せられている。シングルの方はダブルワークしており、毎日必死で働いている。休めないと仕事を辞めるしかないという人も。安心して働ける保障をお願いしたい」

学童保育指導員の労働組合(建交労)より「学童も子どもや職員で陽性者が出て休所になるところが出ている。保護者が休めないと、子どもを置いて仕事に行かないといけない家庭も。指導員もメンタル悪化、心身ともに負担となっている。施設が劣悪で職員足りない。感染予防の面でも、名古屋市からの支援を」

医労連からも、「賃金が最低賃金にはりついているパートさんも多い。子どもの休校や休園時の休業補償が6割では生活できない。最低でも8割、できれば10割の保障をしてほしい。事業主が助成金を申請してくれず、有休が足りずに無給となっている保護者も多い。個人申請できる形の支援金制度を。」と訴えました。

ネット上でのアンケートでも、「コロナ禍による保育・学校休業等への対策を急いで!!」の声は、1週間弱で110人から集まりました。「シングル家庭のため仕事を休むと収入がなくなってしまう」「子どもが休校で休まざるをえなかったが、会社が助成金を使ってくれず無給だった」など深刻な声が多く寄せられました。

公開:2021年9月3日   カテゴリー: