18春闘速報⑪ 3.6-7国会議員要請・政府交渉 制度改善はまったなし!

 

日本医労連・自治労連・全大教の3単産で、3月6・7日の2日間、対政府中央行動を実施し、愛知から8名が参加しました。6日午前中は星陵会館で事前集会を行い、4名の国会議員がかけつけ、挨拶。森田書記長が基調報告を行いました。自治労連からは、97病院・1万2千人以上の労働実態アンケートを集約、5月に結果発表予定と報告がありました(HPで中間報告見れます)。午後からは地元選出議員19名への要請を3チームに分かれておこないました。紹介議員になってくれた2名の議員本人と懇談でき、医療介護現場の人手不足と深刻な夜勤実態の改善を訴えました。

愛知選出の議員と懇談、厳しい職場実態を訴え

関 健一郎 衆院議員(国民民主党―東海比例)
地元豊橋から出ている関健一郎議員はすでに紹介議員を引き受けてくれており、署名をお渡し。豊橋市民と全医労豊橋を中心に現場の大変さを訴え。日勤・深夜の勤務間隔の短さに、「そもそもそんな勤務はおかしいですよね」「数が力。本気で変えていきましょう!」と共感してくれました。

もとむら伸子衆院議員(日本共産党-東海比例)
総務委員をつとめる本村議員と50分にわたり懇談。豊橋が独自に地域手当を6%にしていたのを、3%に戻す問題で、「国の言う通りにしないとペナルティというのはおかしい」と訴え。「それは大問題ですね」と熱心に聞いてくださいました。自治労連のアンケートでも、「40%がパワハラ、18%がセクハラ」の経験があるとの結果だったと話すと、結果を知りたいと興味を持ってくださいました。本村議員はすでに紹介議員を快諾して頂いており、署名をお渡し。

「人がおらず、夜勤免除したいと言い出しにくい状態」「育児時間で時短の人も1人として数えるので、夜勤人員が足りない」「責任が重いわりに給料安く、働き続けられない」と現場の実態を訴えました。愛知県として看護師を増やす目標値がないことも問題だとお伝えすると、本村議員より、「医療・介護は安心の土台ですから、県議団とも今回のお話を共有していきたいと思います」と表明がありました。

新署名提出&新たに紹介議員になってもらえるよう要請

松田 イサオ衆院議員の事務所(立憲民主党―東海比例)
松田議員はすでに紹介議員を了承されており、秘書さんに署名をお渡ししました

対政府交渉
愛知選出で署名の紹介議員は現在4人(3/4現在)。議員本人が不在の際は、秘書に資料をお渡しし、紹介議員になって頂きたいとお願いしてきました。
7日の対政府交渉では、厚労省(看護・医療・介護・労働)、総務省(自治体関係)の交渉に分担して参加。看護の交渉では、現在の看護師不足を前提に必要数を確保するよう要請しましたが、前回の交渉からの進展のなさに参加者から憤りの声が聞かれました。介護の交渉では、人員配置基準の引き上げと、1人夜勤をなくすことを主に要請。総務省交渉では、自治体病院における客観的な労働時間管理の徹底や、病床削減を押し付けないよう要請しました。現場からは「現場は限界。今すぐ改善を!」と厳しい声が上がりました。

 

 

公開:2019年3月12日   カテゴリー: