【13.10.04】拡大・共済ニュース 秋の組織拡大・共済推進合宿 11組織30名参加で大成功

 
秋の組織拡大・共済推進合宿
11組織30名参加で大成功

愛知県医労連は恒例の「秋の組織拡大・共済推進合宿」を、9月15日~16日に日間賀島で開催する予定でしたが、台風18号の接近により急きょ労働会館で15日のみ実施しました。最悪の条件にもかかわらず11組織30名が参加し、熱心な討論を行いました。

今回の合宿では特別報告として「我があゆみし労働運動の道」と題して、日本医労連元委員長の田中千恵子さんが講演。自らの生い立ちと医労連運動の歴史をたどりながら組織拡大と要求運動の前進は一体のものであり、今後の医療産別運動の展望を力強く語って頂きました。初めて参加した青年達も、田中さんの話は医労連運動の歴史を写真や映像を使って説得力があり感動した。わかりやすかった。と、大好評でした。

続いて「介護労働者の組織化~オーストラリア視察に参加して~」と題して、名南会労働組合書記長の中井宏美さんが講演。オーストラリアの先駆的な介護労働者の組織化の教訓について報告、2009年からのビコーズ・ウィー・ケアキャンペーンや、具体的なオルグの実践(怒り、希望、行動)に触れ、今後、日本における介護労働者の組織化に生かしたい」と語りました。

続く愛知県医労連林書記次長からの問題提起では、愛知県医労連1万5千名の達成は、各組織130%の増勢で実現できる数であること。各組織が目標をしっかり定め、この秋は職場要求を基礎にした拡大大運動を提起。職場要求アンケートや退勤時間調査行動など、総対話行動と思い切った組合説明会や共済説明会を計画し実行しよう、この秋は500名拡大をやりきろうと呼びかけました。

2013年秋の組合員ふやし行動提起

(1) 目標(第8次組織拡大3ヶ年計画の2年目)
量的拡大目標 1万5000名(12月までに1万2000名)秋の拡大目標 500名(昨年秋は262名加入)
現勢1万1557名、1万2000名まで443名(1割以上の拡大目標。組織目標数、拡大目標数の設定を)

(2) 重点課題に対する運動方針・方法の提起
1. 秋はなんと言っても、職場要求での組織拡大です
 *(増員・夜勤改善、年末一時金など)要求アンケート、(サービス残業をなくす)退勤時行動、組合説明会、共済説明会など、全員参加型・総対話型の行動を、10月、11月で必ずセット
2. 毎月の連続加入に挑戦し過去最高の峰をめざすこと
 *到達目標 過半数50%超え、80%組織を追求 *加入目標 対象者は加入目標数の2倍の呼び掛け
 *方法   全職員対象に総対話運動に取り組む。医労連共済のメリット・魅力の宣伝材料に活用
3. 非正規雇用労働者を重点に取り組む
 *対象  パート、ヘルパー、委託派遣労働者も対象
 *方法  最賃アップを背景に組合説明会、要求アンケート
4. 春に入職した新人のさらなる100%加入の追求
 *今年の新入職員は1713名。加入者は1032名で加入率60%
*残り681名の新人未加入者の加入を追求しましょう。
5. 個人組合員の強化、退職組合員を個人加入組合に継続させる
 個人組合員は現在433名(2006年30名から急増)
*毎年の退職による組合脱退者は約1000人、*退職者への医労連継続加入の呼び掛けを報告しよう
  
(3)医労連共済
掛金が安く保障の手厚い医労連共済は拡大の大きな武器。未加入者にも共済のアピールを。医労連共済で年間10万円以上節約。*まず執行部は全員加入。共済の毎月連続加入に取り組もう。

その後、各組織の取組み状況を交流。南知多からは一律加入制度改善と年間共済キャッシュバックの取組み。全医労豊橋から医労連共済の具体的な給付事例。半田市職からパート看護助手の賃金改善を通じた組合説明会で9月11名加入の報告。尾張から新執行部20名体制とパートの通勤手当改善の報告。なごや福祉協会からモバイルを使った役員情報共有と各施設での組合説明会。みなとから新人の不払い残業や救急外来の長時間労働改善を通じた組織拡大。など具体的な報告を交流しました。

最後に、愛知県医労連西尾書記長からのまとめでは以下の6点が強調されました。(1)この秋しっかり要求をつかもう。(2)各組織の拡大目標を明確にしよう。(3)皆にこの間の成果を伝えること=倍返し。(4)組合役員の拡充と強化を図ること。(5)拡大行動を計画し実行すること。(6)元気で楽しく、かっこ良い組合を目指そう
以上を確認し、19時過ぎまでの熱心な討論で合宿を終えました。

写真:講演を行う日本医労連元委員長の田中千恵子さん

 
ご参加の皆さん、
お疲れ様でした。

公開:2013年10月4日   カテゴリー: