【10.02.24】愛知県医労連 【春闘速報(7)2010年2月23日第2回・ホームヘルパーセミナー】

大好評の記念講演 櫻井和代さん コミュニケーションとケア労働 ヘルパーの仕事って素晴らしい!

第2回・ホームヘルパーセミナーに
35施設事業所から58名が参加

◆学習講演会と、「分散会」で ヘルパーの悩みや困りごと、出し合い元気もらいました
◆コミュニケーションの講演が新鮮でした、おなじ仕事のホームヘルパー同士だから・・・話が弾み楽しく交流できました
アンケート41枚うち半数に氏名・住所が・・信頼と新たなつながりが

 今回、2回めの開催となった「ホームヘルパーセミナー」を2010年2月21(日)午後・金山労働会館・東館ホールで行い、8組合(19名)と組合のない
26事業所(38名)参加し、全体58名で成功しました。事前に案内を送付した段階からヘルパーの加入が1名あり、当日の参加者からも組合加入の希望が4名あり、アンケートも約41枚回収されました。うち半数にあたる22人は資料請求で住所氏名が記載され、新たなつながりができました。感想では「(記念講演で)コミュニケーションを学べてよかった」「始めて参加したが元気をもらえた」等の感想が寄せられました。

◆ 概要◆元気になれるセミナーでエネルギーを共有しよう
 全体会では主催者を代表し石田恵子・介護部会長(みなと医療生協・ケアマネージャー)が、ホームヘルパーさんの仕事の尊さを、昨年の年の瀬に利用者さんをお風呂に入れた経験を通じて語り、やりがいのある仕事ができるように、力をあわせて労働実態を改善しましょう。と「あいさつ」。「記念講演」を経て介護・ヘルパーをめぐる情勢と「行動提起(永田介護部会・事務局長)」。その後、短時間でしたが分散形式で3つの交流会を行いました。最後に、西尾書記長の「まとめ」では、すばらしい記念講演だった、分散会で良いケアを目指す仲間同士の結びつきを感じたとして、(1)来年もホームヘルパーセミナーを開催するので参加して欲しい、 (2)介護の運動を前進させるため仲間に加わって一緒に運動を、と強調しました。

大好評だった記念講演
コミュニケーションとケア労働

改めて感じたコミュニケーションの取り方の大切さ
ホームヘルパーの仕事って素晴らしい仕事

(1)介護とは、どんな仕事なのかを繰り返し追求しよう人間らしく生きるための、その人らしいケアを提供する
専門職!(「元全国ヘルパー連絡会副代表」櫻井和代さん)

 櫻井和代氏は、ホームヘルパーが、人間が生きるために必要な専門職であることを自分たち自身がきちんと理解し自覚し、社会的に評価を一致させられるよう、取り組みましょう、と強調されました。
 講演会では、はじめに、介護ほど、やりいがいのある仕事はない!として、介護とは、どんな労働なのか、について熱心に語っていただきました。「介護とは、究極の人間肯定!」として、どんな利用者だってどんな状態になっても人間は、存在する価値がある、生きてゆくことに他人を励まし、元気にする力があること・・・」として、植物状態の利用者さんとのコミュニケーションを通じた事例を紹介しながら、解りやすくお話しされました。
 また、「介護とは関わること」として「介護は、利用者の方々のかけがえのない人生の一瞬に関わることであり、「あなたと出会ったことが幸せ・・」だなんて利用者の言葉をもらえるような、その人らしさを引き出す介護が、ホームヘルパーのやりがい!」と語られました。

(2)コミュニケーションと情報共有について(要旨) 

 続いて、講演会のテーマでもある、コミュニケーションの取り方に関して、基本に立ち返ろうとしながら、丁寧にお話しを頂きました。

1)法律やルールを学び守る、初心を忘れない、等のいくつかの点で
 ホームヘルパーが専門職として、利用者を守るだけでなく、介護職自身を守り、社会的な信頼を得るために必要なこととして、(1)まず、なによりも法令遵守(法律や規則などの基本的なルールに従って活動を行うこと)としました。信頼されるヘルパーは、ルールを守ってきちんと仕事をする人です。同時に、基本マナーもコミュニケーションだとして、態度・礼儀・礼儀作法は、他人を思いやることになること。長くなると初心を忘れがちだが、利用者もヘルパーも気を緩めてしまうと、思わぬダメージを被ることもある。だから適度な節度は専門職としての基本だ、としました。

2)コミュニケーションの基本と技術
 さらに、現代は価値観が多様であり、様々な考え方・感じ方に個別に適切な対応をするのが専門職、とぎすまされた観察力や人間の心のの気持ちを引き出すコミュニケーションの上手な取り方がプロの技術だ、として、人の心に働きかけることがヘルパーにとって身につける必要のある重要な技術であると強調されました。

講演・資料から 基本のおさらい
(1)傾聴  コミュニケーションはまず聞くから始まる。
 聞くということは、結構難しい。頷き・繰り返し・自己開示などいろいろな手法の活用
  S 真正面に向き合う Squarely
  O 開放的な姿勢をとりなさい Open
  L ときどき上体を相手に近づける Leaning
  E 適度なアイコンタクト Eye
  R 適度なリラックス Reiaxed
    無意識に行っていることを必要に応じて意識的に行う。
(2)非言語コミュニケーションの活用 
  時間的行動; 到着時間、言葉と言葉の間隔
  空間的行動; 向かい合う距離
  身体的行動; 表情(喜怒哀楽・苦痛・笑顔・無表情)、姿勢、視線、身振り、手振り、         態度、身体接触、身体の動き、指差し、絵や物で示す、模倣するetc.
  音声; 声の大きさ、声のトーン、抑揚、強弱、話す速度
  外観; 服装、アクセサリー、髪型  で、いろいろなメッセージを伝えている。

(3)励ましの技術の活用
  肯き(はい、ええ、そうですか、それで)
  促し(どうぞ続けて、続けてください)
  繰り返し(足が痛いのですね、等相手の言葉を1語か2語繰り返す。)
(4)必要な自己自覚
  レッテル張りをしない。私たちは自分の価値観での判断を知らず知らずのうちにしている。
「攻撃な人」というけれど
  何に攻撃的なのか口癖?、言葉遣いや声が強い(生活習慣や仕事との関係)試されている?
「拒否的な人」というけれど
  なぜ受け入れられないのか、こだわり(自分流の生活から脱却できない)過去の経験から  他者を受け入れられない、今のままでいい。何も変えたくない?
「苦情を申し立てる人」というけれど
  背景要因にある援助者側の問題もあるかもしれない。
  説明不足、理解同意が不十分、行き当たりばったり、態度が悪い、約束を守らない、その  都度いうことが変わる、タイミングが合わない(ミスマッチ)予定していたものと違う結  果で失望させる、期待感が大きいほど不満になる、いいわけばかり(口癖になっている人  も)、あやまらない、無責任(きっちり向き合わない)等など

・・・・利用者の気持ちになろう
  自分がその立場だったら?苦手と考える前になぜかと考える、受容、あせらない、
  あきらめない、時間をかける、考え方が変わる時を見逃さない、きっかけをつかむ、
  逃げない(必須)、クールな判断も必要(感情に流されない)
・・・・現実におこるいろいろなこと ― 利用者は様々、対応も一律にしない―
 まず、客観的な姿勢を。「事実」と「そう考える」という意見と区別する。
 先入観・個人的感情で決めつけない。(意見が個人の好み価値観か)
 明確な答えが出ない時は無理に結論を下さない。
 自分の考えを絶対視せず、異見に耳を傾ける。

(3)時に深刻な悩みとなる職場の人間関係 コミュニケーションの困難

 1) 介護におけるチームづくり、もコミュニケーションが大事
 利用者との関係だけでなく、職場の人間関係作りの点でもよくあるはなし・・・・として、以下のようなお話がありました。利用者との人間関係より、職場の人間関係に疲れて去っていく、一度人間関係がこじれるとストレスが大きくなる。職場は気持ちの良いところでありたいは誰でも願うこと。仕事は嫌いでないけれど、人間関係が嫌!ということは多く見られます。その原因の一つにコミュニケーションの基本が共通のものとして身についていないことがある。
 ・自分の意見ばかり主張して他の人の言葉が耳に入らない。
 ・経験や勘に頼って進めてきた介護職には、合理性が理解しにくい。
 ・人の好き嫌いなど、感情的なことが勝ってしまい、初めから拒否姿勢。

 みんなで話し合ってほしいのは、ヘルパーは個別的な仕事ではなく、集団としての仕事なのだということの再確認。そこにはルールが必要。民主的な職場環境はルールを守ることから作られる。作業手順やケアマニュアルを共有し責任の所在を明確にしておくことで解消することも大事です。報告書からは見えない利用者のニーズへの気づき、サービス提供責任者への報告連絡相談体制やカンファレンスへのヘルパーの参加なども大事です。

 2)ホウレンソウ、が大事。(よく、「ソウ→レン→ホウ」と言われますね)
 報告;口頭か文書で?トラブル事故などは必ず報告するなどのルールの徹底。
 連絡;ルートを明確に(どのような時、誰に行うか)
状況に応じて口頭、文書かを判断して行う。
相手にとって必要性緊急性が高い時はすぐに行なう。後回しにしない。
第三者に伝言する時は事実が正しく伝わるように。連絡した相手の名前を確認。
 相談;誰にどんな事を相談するか整理してメモをしておく。
相談する目的を明確にしておく(情報をもらう、意見をもらう)
相談したことはメモ、記録する。相談結果は報告する。

(3)時に深刻な悩みとなる職場の人間関係 コミュニケーションの困難

 1) 介護におけるチームづくり、もコミュニケーションが大事
 利用者との関係だけでなく、職場の人間関係作りの点でもよくあるはなし・・・・として、以下のようなお話がありました。利用者との人間関係より、職場の人間関係に疲れて去っていく、一度人間関係がこじれるとストレスが大きくなる。職場は気持ちの良いところでありたいは誰でも願うこと。仕事は嫌いでないけれど、人間関係が嫌!ということは多く見られます。その原因の一つにコミュニケーションの基本が共通のものとして身についていないことがある。
 ・自分の意見ばかり主張して他の人の言葉が耳に入らない。
 ・経験や勘に頼って進めてきた介護職には、合理性が理解しにくい。
 ・人の好き嫌いなど、感情的なことが勝ってしまい、初めから拒否姿勢。

 みんなで話し合ってほしいのは、ヘルパーは個別的な仕事ではなく、集団としての仕事なのだということの再確認。そこにはルールが必要。民主的な職場環境はルールを守ることから作られる。作業手順やケアマニュアルを共有し責任の所在を明確にしておくことで解消することも大事です。報告書からは見えない利用者のニーズへの気づき、サービス提供責任者への報告連絡相談体制やカンファレンスへのヘルパーの参加なども大事です。

 2)ホウレンソウ、が大事。(よく、「ソウ→レン→ホウ」と言われますね)
 報告;口頭か文書で?トラブル事故などは必ず報告するなどのルールの徹底。
 連絡;ルートを明確に(どのような時、誰に行うか)
状況に応じて口頭、文書かを判断して行う。
相手にとって必要性緊急性が高い時はすぐに行なう。後回しにしない。
第三者に伝言する時は事実が正しく伝わるように。連絡した相手の名前を確認。
 相談;誰にどんな事を相談するか整理してメモをしておく。
相談する目的を明確にしておく(情報をもらう、意見をもらう)
相談したことはメモ、記録する。相談結果は報告する。

(4)未来を切り開くために必要なこと

改善への方向性は
(1)ヘルパーをとりまく介護保険法などへの正しい理解を持つ 不十分でもルールはルール。そこから、制度改善への提案をしていく
(2)本当の意味のキャリアアップを!(ケアマネになるのがキャリアアップは、勘違い)
1,職場の中に研修、教育機能体制を確立する
2,ホームヘルパーや介護労働者の社会的な評価を確立させること
3、尊い仕事を支える労働環境の改善

私たちが今できること
(1)仲間の輪を広げるために声をかける。(一人ぼっちでないよ)
(2)話せる場所を作る。(悩みを話せる。聞く仲間がいる)場所が必要
(3)事例検討会を開き、よりよいケアを追求する、学ぶこと。

迷った時は原点に帰る 利用者を中心に考えていこう、と最後に締めくくりました。

短い時間でしたが、有意義だった「しゃべり場(交流会)」
 3つの分散・交流会で 業務上の対応での悩みや、苦労が語られ、ヘルパー参加者同士からのアドバイスも出し合うなど、各事業所での実践の交流が図られました。

<ホームヘルパーセミナーに参加及びご協力頂いたみなさん、あり難うございました
なごや福祉施設協会労組、民医連生協部会・南、みなと生協、北生協、今井あんきの家、全医労、愛厚労、中京(以上)

日頃のコミュニケーションどうなってるか?チェックしてみましょう!
 ※下記の項目について、自分でチェックしてみてください。

○訪問時あいさつをしている(初回は名前を告げた)
○相手に不愉快を与えない適切な言葉づかいをしている(です、ます体で話している)
○利用者家族の立場に立った話し方ができた。(家族の努力に共感し、精神的なサポートが
 できている)
○安心感を与えるコミュニケーションが図れた。(家族の介護方法を尊重しながら適切な
 話し方ができた)
○利用者の家族や前担当ヘルパー、関係者の悪口などについては同調も否定もせずに冷静に
 聞く姿勢を取っている。
○チームの一員としての自覚を持って行動した。
○守秘義務の自覚とプライシーの尊重ができている。(利用者・利用者の家族の個人情報・
 羞恥心への配慮)
○利用者の確認をとりながら援助を行っている。
○利用者の価値観を理解し、受容している。
○自分の価値観、やり方を一方的に押し付けない。利用者の言葉から真意を図る努力した。
○専門職としての公平な対応を心がけた。
○気づいたことは、記録に残した。
○清潔な服装・定められた事業所の制服の着用をした(エプロンなどの汚れに気をつけていた)
○髪の毛・爪は安全に配慮して整えられていた。
○援助の前後に手洗いを行った。
○金品の授与をうけない。
○宗教や政治活動をしない。
○守秘義務を守る
○自分の住所・電話番号を教えない。
○相手に不愉快を与えない立ち居振る舞いをした。
○判断に迷う質問や依頼には、サービス提供責任者と連絡指示を受けている。
(即答しない。自己判断で行動しない)
○利用者に、できないことの理由を納得のいくように、わかりやすく説明できた。
○報告連絡相談のルールとポイントを理解している
○定められた緊急時の連絡・報告方法・体制を理解して適切に実践している。

公開:2010年2月24日   カテゴリー: