【08.10.07】【080916秋闘速報(6)医師ビジョン検討会】

医学部定員増へ

【080916秋闘速報(6)医師ビジョン検討会データPDF】

医学部定員1.5倍化へ

厚労省検討会(8/27)が医師不足解消へ目標

◆ 毎年・医学部定員は、現在、全国で約7800人
はやくも2009年・来年度は
過去最大規模の約8,300人に増員する方針で論議

◆ 将来的に1.5倍・1万2,000人まで増やす

 医師不足問題の具体策を協議する厚生労働省の「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化検討会(8/27)、医学部の定員について現状の150%増を目指すべきだとした『中間とりまとめ・案』を大筋で了承しました。
 現在、毎年の医学部定員は全国で約7800人ですが、これを将来的には現在の1.5倍に相当する1万2,000人程度まで増やす、という論議です。わたしたちのこの3年間の署名運動等の大幅増員闘争が、大きな成果を生み出しました。

 厚労省は今年6月、ほぼ四半世紀にわたって医学部定員の抑制の閣議決定を撤回し、増員へ方針転換、はやくも2009年・来年度は、過去最大規模の約8,300人に増員する方針を打ち出していました。この1.5倍加は、わたしたち、日本医労連が提言をしている、経済協力開発機構(欧米先進諸国を意味・OECD加盟国)の2007年調査結果である「各国の人口1,000人当たりの平均医師数は3.0人。日本は2.0人(日本の医師数は欧米諸国の2/3しかおらず絶対的不足)の調査結果を政府厚生労働省が認めて、これを参考に現状の1.5倍を増員の数値目標としたといえます。

公開:2008年10月7日   カテゴリー: