【07.07.24~26】日本医労連第57回定期大会

結成50年 医労連大会 ~憲法改悪阻止、医師・看護師などの大幅増員、地域医療の確立めざし、新たな半世紀に向けて、運動と組織の飛躍をかちとろう~

 唯一の医療産別組織として結成50年を迎えた日本医労連(日本医療労働組合連合会)は7月24日~26日まで、第57回定期大会は日本医労連結成50周年の記念すべき大会を東京都大東区で開催しました。
 田中千恵子委員長から「医労連の半世紀は、いのちと健康、労働者の権利を守った50年。立ち上がって世論をつくり、要求を実現してきた歴史があります。医師・看護師の増員を求める請願が参議院で全会一致で採択されたことは、百万人に達した署名など社会的運動を広げた画期的な成果であり、このことを確信に看護職員確保法改正に向けて運動をさらに広げましょう。“再び白衣を戦場の血で汚さない”と誓った医療労働者として、憲法9条と25条を守るたたかいを全力で行いましょう。参議院選挙では、自公の暴走にストップをかけ、医師・看護師を増やし、地域医療を守る勢力を伸ばし、政治の流れを変えるために全力をあげましょう。」と、力強いあいさつがされました。
 西川書記長から総括と運動方針が提起されました。07年度運動方針は、医師・看護師の大幅増員闘争を広げ、国民との共同で安全・安心の医療と社会保障を拡充させるため、看護師確保法の実効ある改正に向けて、新たな署名の取り組み、大規模な「10.18中央集会」が提起されました。
 2日目は全国と全国組合の代議員から請願採択された喜びを全国の仲間と確認できました。発言の内容は、医師・看護師大幅増員闘争に全力でたたかう報告、増員闘争で職場と組合が強化された報告、増員闘争の運動で組合員が倍加した報告、非正規職員2交替夜勤や成果主義賃金反対のたたかい、地域医療を守るとりくみ、解雇撤回闘争、介護・福祉労働者の劣悪な実態改善のための運動提起、青年部運動で組合の大切さを実感した報告、アクトへの呼び掛け、中越地震へのカンパの訴えなどなど、充実した運動の取り組みと意欲的な発言が相次ぎました。
 3日目は第3号議案の第7次3カ年計画が木口中執からされました。20万医労連の実現に向けて、職場の要求を基礎に非正規職員、介護職員の拡大強化、退職後も医労連に継続した加入、ひとりでも入れる労働組合の拡充で、20万医労連は実現可能であるとの提案がされ、満場一致で採択されました。
 3日間、結成50周年にふさわしいすばらしい大会となりました。新たな半世紀に向けての第一歩を踏み出していく力と英知に満ちあふれていました。

【参照】大会宣言

公開:2007年7月26日   カテゴリー: