【05.10.12】聞こえてくる、職場の悲鳴!看護労働実態調査(アンケート)から

集約状況は、現在2,779名分(46施設中21箇所。回収率46%)

この調査は、全国では「看護婦確保法」制定の92年当時全国で8万人が参加し、看護師増やせ、の全国各都道府県からの大きなうねりを作り出しました。(今回分は日本医労連で現在まで1万3,000枚を集約)。

今回も、同じ趣旨で取り組まれるほか、この12月に都道府県単位で策定される予定の「看護職員需給見通し(5年ごと)」で、職場実態を示す重要な交渉資料として位置づけています。

すさまじい職場実態を物語るアンケート結果

*ミスをしたことがあるか、の問いに「ある」が8割 

*十分な看護ができない理由は、の問いに「人員がすくな過ぎる」が8割 

*医療と看護の事故の原因は何だと思うか、の問いに「忙しすぎる実態」が9割超

現在、全体集計を行っていますが、ある組織の「アンケート結果」は、質問で「ミス」について、79.2%が「ある」と回答し、同じく質問で、十分な看護や介護ができない理由は、の項では「人員が少なすぎる」が76.5%、医療・看護の事故原因は「忙しすぎる」が95.8%という結果になっており、まさに看護師不足・人手不足数字の職場の現実が、アンケートの数字に現れています。まさに、現場の悲鳴とも言うべきすさまじい実態です。

何より重大なのは、こういった状況が、一つの病院の実態ではなく、すべての病院・施設の実態に共通していることです。

公開:2005年10月12日   カテゴリー: