19秋闘速報⑰ 11.9介護の日☆秋のドクター・ナース・介護ウェーブでサウンドデモ!

「増税した分 介護にまわせ!」サウンドデモの注目度バツグン

「介護の日」の前日の11月9日、医労連、民医連、自治労連県本部は、名古屋栄で秋のドクター・ナース・介護ウェーブを開催。医療・介護の仲間ら12組織50名が参加。意思統一集会、パレード、署名行動を元気に行い、296筆の署名を集約しました(愛知社保協は協賛)。

栄・若宮広場で行った意思統一集会では、主催者を代表し愛知県医労連・石川副委員長が挨拶。「16時間の夜勤、多くは休憩も取れずにヘトヘトになりながら働いている。黙っていては何も変わらない。長く働き続けるためには、現場の声を国会に持っていく必要がある。今日の署名行動では、皆さん一人ひとりの署名が力になると訴えて」と呼びかけました。
今回は、慣れない参加者も署名行動が行いやすいよう、集会で署名の意義について学習しようと決め、集会を例年よりも長めに行いました。まず、介護保険制度の改善を求める署名について、愛知民医連の川村さんより訴えがありました。「10月から生活援助の回数制限が設けられた。1日に2~3回の援助が必要な人もいる。在宅介護の実態を知らない委員が“多すぎる”と言ったことで制限されるのはおかしい。」と署名の意義を訴えました。
続いて名南会から介護職の3人がそれぞれの職場の夜勤について実態を報告。回復期で働く星山さんは、「夜勤は3人いても、一斉にナースコールが鳴ると厳しい。休職者がいて人が足りず、ギリギリで回している」。介護医療院で働く大崎さんは、「吸痰や看取りの方など、いつ何が起こってもおかしくない患者さんもいる。不安だなと思う。もっと患者さんに寄り添った介護がしたい」。老健で働く架場さんは、「夜勤は介護士2人で不安。経管食の方の痰が絡むと対応できない。1人が休憩に入ると、1人でコール対応やたくさんの業務をこなさなくてはならない。もっと増員してほしい」。その後、星山さんより、夜勤改善・大幅増員署名の主旨説明があり、この間署名で改善させてきた成果や意義が語られました。
協賛団体の社保協から西村副議長が「安倍政権になって3兆5千億円、社会保障の予算が削られている。全世代型社会保障と言うと聞こえは良いが、死ぬまで働けということ。」と批判し、社会保障制度の拡充を求める署名の意義を訴えました。最後に医労連の矢野書記次長より、安倍9条改憲NO!3000万署名について呼びかけ、大須~栄へパレードに出発しました。

介護職員・看護師らが次々とマイクで訴え 署名が広がる
パレードの後は、三越百貨店前をメインに署名宣伝行動を実施。参加した介護職員・看護師らが次々とマイクを握り、安全・安心の医療と介護のために頑張る姿を訴え、署名を呼び掛けました。
街頭からは、「私も入院した時お世話になった」「看護師や介護士さんは絶対増やさなくちゃいけないよね」と激励を受けました。看護学生も共感し署名に協力してくれました。初めて参加した新人看護師も、「署名を書いてもらえてうれしかった」と笑顔でした。
終了後はオータムパーティに30名参加。交流を深めました。

 

 

公開:2019年11月18日   カテゴリー: