春闘速報㉒ 6/14-15医療研in三重開催 愛知から88名の参加!

6月14日(金)-15日(土)三重県にて第46回全国医療研究集会が開催されました。愛知から17組織88名が参加しました。

記念講演 「自治体戦略2040構想」は地域医療・介護に何をもたらすか
道州制で戦争できる国を狙い、地方は国の言いなりで、効率・収益が優先される社会を目指す安倍政権に対し、「今改めて憲法を暮らしに生かすことが問われる」と話がありました。
基調フォーラム 「これでええの?!現場から安心な医療・介護を考える」
保健所や公立病院、救急専門クリニックの医師や、地域で活動する看護師から、取り組みの報告や地域医療構想への問題提起がされました。

2日目はテーマ別に18の分科会と、四日市公害を学ぶ動く分科会が行われました。参加者の感想とともに内容を紹介します。

医療政策と看護 7本のレポート発表と討論を行いました。助言者の佐々木司氏は、米国の睡眠学会での最新の研究報告で、夜勤労働でDNAを保護する「テロメア」が短くなり、寿命を縮める可能性があり、「この研究による知見を広く知らせ、夜勤労働規制に活用していくことが重要」と話されました
保健予防活動を地域住民とともに 演題3本+本田宏先生の講演も在り、充実した内容でした。病は気からは、今やエビデンスもあって鬱的な人と、闘争心のある人とでは、同じ病気で同じ治療をしていても予後に大きな差がでるという統計があるそうです。
 鬱的な人でも、精神心理療法を行うと改善する、という報告もあり、患者さん、利用者さんとの接し方について考える機会となりました。
(南生協労組・原委員長)
施設介護 最初に、白梅学園大学の森山教授の「世界から見た日本の介護」という視点と、外国人労働者受け入れの諸問題のお話があり、つづく8名の発表もそれぞれ、胸に迫る報告でした。老健(①看取りQODの意思決定支援、②BPSDへのICFモデル活用、③在宅復帰支援)や特養(④事故の扱いの不備)の話など、身につまされる事ばかりで、心の中で「うんうん」と一体感を感じつつたくさんの学びがありました。(南生協労組・川上書記次長)
職場の安全衛生と環境改善 豊橋市民の藤木さんが、1~2年目の職員に実施した時間外労働に関するアンケート調査についてレポート報告をしました。
災害時の医療介護労働者の役割と地域づくり 参加者からは、「災害の時に利用者をどう避難させるか、日頃から被害の影響を把握しておくことが大事だと思った」と感想が聞かれました。

保育も設置され、愛知の参加者2名が利用しました。皆さんお疲れさまでした!

公開:2019年6月18日   カテゴリー: